M&Aニュース
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2024/04/25
エレコム<6750>、日本アンテナ<6930>を株式交換で子会社化
エレコムは25日、東証スタンダード市場上場で放送・通信用アンテナメーカーの日本アンテナを株式交換によって子会社化することで基本合意したと発表した。日本アンテナを子会社化後、エレコム傘下で同業のDXアンテナ(神戸市)との経営統合を予定している。アンテナ事業の基盤強化が狙い。日本アンテナは官需向けデジタル無線アンテナなどに強みを持つが、2024年3月期まで3期連続の営業赤字が見込まれ、経営の立て直しが急務になっている。取得完了は2024年10~11月を見込む。
エレコムはマウス、キーボードといったパソコン周辺機器や、スマートフォン、タブレット関連製品などの大手メーカー。2017年には放送アンテナ・受信関連機器製造のDXアンテナを子会社化し、セキュリティー事業への展開などを進めてきた。
今回傘下に収める日本アンテナは1953年に設立以来、放送用アンテナ、通信用アンテナの双方を手がけている。しかし、放送用アンテナをめぐってはインターネットによる需要の代替などが響き、地上デジタル放送の導入時に1000億円だった市場規模が400億円まで縮小し、事業環境が一段と厳しさを増している。
エレコムは傘下のDXアンテナと日本アンテナの連携を進め、放送用アンテナ事業の運営効率化とともに、通信用アンテナ事業の拡大、官需向け事業の維持を目指す。株式交換比率などは今後詰める。
追記事項
2024/10/25株式交換契約の締結を2025年2~3月に延期すると発表。
2025/03/25
両社間での協議・検討が長引いており、株式交換契約の締結を2025年8~9月に再延期すると発表。
2025/08/21
2025年8月21日付で株式交換契約を締結し、株式交換実施予定日は11月25日と発表。株式交換比率はエレコム1:日本アンテナ0.465で、日本アンテナの普通株式1株に対して、エレコムの0.465株を割り当てる。日本アンテナは11月20日に上場廃止となる。
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