ABOUT M&A

合併とは

複数の会社が契約によって1つの会社になるM&A手法を合併といいます。合併には、一方の会社が他方の会社の権利義務を包括的に承継する「吸収合併」と、双方の会社を消滅させ、新設会社に承継させる「新設合併」の2つの手法があります。ですが、新設合併が実施される例は極めてまれであり、合併のほとんどは以下のような吸収合併にあたります。

  • 1.合併前

    合併前
  • 2.合併契約締結

    合併契約締結
  • 3.合併

    合併
  • 4.合併後

    合併後

合併のメリット・デメリット

メリット

  • 合併の実施に際して、資金準備の必要がない。
  • 契約関係を包括的に承継することができる。
  • 企業規模が拡大し、スケールメリットが受けられる。
  • 営業権相当額について償却ができるため、節税メリットがある。

デメリット

  • 不要な資産、簿外債務等があった場合でも引き継がなければならない。
  • 売り手企業の株主が新たに株主として加わるため、同族経営からの脱却が求められるケースがある。
  • 売り手企業の株主が取得した株式の現金化が困難。

合併に必要な手続き

合併の手続きは、以下の流れに沿って行います。

流れの図

取締役会

  • 合併は組織上重要な行為であるため取締役会で承認が必要。

株主総会

原則、株主総会の特別決議で承認を受ける必要がありますが、簡易合併(合併の対価が存続会社の純資産の20%以下の場合)または略式合併の場合は株主総会を省略できます。

債権者保護手続

  • 効力発生日の1ヶ月前までに官報公告+個別催告が必要。一定の場合には個別催告を省略可能。

M&Aに関するお問い合わせ・ご相談はこちら(無料)

実績豊富なコンサルタントがお客様のお悩みやご意向をお伺いし、お客様に適したアドバイスや担当としてのご支援、事例のご紹介等を行います。

関連情報

M&A相談所QUESTION

M&Aについて皆様から多く寄せられる質問とその回答をご紹介いたします。
※当社のアドバイザーが回答しております。