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2025/11/13
センコーグループホールディングス<9069>、丸運<9067>をTOBで子会社化
物流大手のセンコーグループホールディングスは、同業の丸運を子会社化することで、営業基盤の強化や物流ネットワークの相互活用、リサイクル物流など成長分野の事業機会創出につなげる。丸運が強みとする化学品物流や重量物輸送はセンコーが本格的に参入できていない領域で、事業拡大の観点から相乗効果が見込めると判断した。
丸運はTOB(株式公開買い付け)に賛同し、株主に応募を推奨している。TOB成立後、丸運は東証スタンダード市場での上場が廃止される予定。
TOBによる買付代金は約167億円。買付価格は1株につき949円で、公表前営業日の終値681円に対して39.35%のプレミアムを加えた。
買付予定数は1761万3808株で、下限は所有割合の50.10%にあたる320万400株。買付期間は未確定だが、2026年1月下旬の開始で20営業日を予定している。公開買付代理人には大和証券を起用する予定。
丸運の株式38.23%を保有するJX金属はTOBに応募しない。TOB成立後、丸運はJX金属に対して自己株式の取得を実施し、最終的にセンコーグループホールディングスが丸運の株式80%を保有し、JX金属が20%を保有する。自己株式取得を合わせた取引総額は約203億円。
丸運は1892年に天龍運輸会社として創業。1960年に現社名に変更。1961年に東証2部に上場し、1990年に東証1部に昇格した(2022年4月からは東証スタンダード市場に移行)。
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