M&A NEWS

2025/12/01

三菱マテリアル<5711>など4社、銅の購入・販売事業を統合

三菱マテリアルが手がける銅製錬事業を巡っては、海外事業者との競争激化により鉱山会社から銅精鉱を購入する際の条件が大幅に悪化している。こうした中、三菱マテリアルと、JX金属・三井金属・丸紅が共同出資するパンパシフィック・カッパー(PPC、東京都港区)は、銅の購入・販売事業の統合に踏み切る。銅精鉱を一括調達することでコストを削減し、国際競争力の強化につなげるのが狙い。PPCが事業の受け皿会社を新設する予定で、三菱マテリアルが同社に対象事業を会社分割する形となる。

譲渡価額、譲渡予定日は未確定。

PPCには現在、JX金属が47.8%、三井金属が32.2%、丸紅が20%出資している。今後は三菱マテリアルも出資し、PPCは4社の持ち分法適用関連会社となる予定。

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