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仮設鋼材リース大手のジェコスは、2023年6月に重仮設業のシンガポールFUCHI Pte. Ltd.に出資し、持ち分法適用関連会社としていたが、シンガポールでMRT（都市高速鉄道）・高速道路などの公共工事を中心に建設事業の中長期的な需要が見込まれることから、今回子会社化してジェコス主導の経営体制に改め、相乗効果の創出や事業拡大につなげる。

FUCHIはシンガポールとマレーシアを拠点とし、シンガポールではMRT建設をはじめ多くの地下工事で実績を積んできた。同社は売上高60億8000万円、営業利益△1億1400万円、純資産28億6000万円（2024年12月期）。

取得価額は2500万シンガポールドル（約28億7000万円）。取得予定日は2025年8月21日。FUCHIが実施する第三者割当増資を引き受けて、所有割合を30％から70％に引き上げる。