M&Aニュース
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2025/04/10
[不成立]ミネベアミツミ<6479>、芝浦電子<6957>をTOBで子会社化
電子部品の温度管理の重要性が増す中で、芝浦電子のサーミスタ(温度センサー)技術とミネベアミツミのアナログ半導体技術を組み合わせることで、高付加価値製品開発などのシナジー(相乗効果)を狙う。買付価格は1株につき4500円で、2025年4月23日からTOB(株式公開買い付け)を始める予定。芝浦電子は賛同の意見を表明し、株主に本TOBへの応募を推奨している。
芝浦電子をめぐっては台湾の電子部品大手YAGEOが5月7日から1株4300円で同意なきTOBを始める予定。芝浦電子は4月10日、YAGEOのTOBに反対意見を表明した。
ミネベアミツミによる買付価格の1株4500円は、公表前営業日の終値4190円に対して7.40%のプレミアムとなる。TOBが成立すれば芝浦電子の東証スタンダード市場への上場は廃止となる見通し。
買付予定数は1501万5111株で、下限は753万9900株(所有割合50.01%)。TOBによる買付代金は約675億円。投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(東京都港区)がTOBに協力し、TOB終了後に対象者株式の5%を取得する予定。
買付期間は2025年4月23日から5月27日までの22営業日。公開買付代理人は大和証券。
芝浦電子は1953年に設立。サーミスタ、温度・湿度・風速センサーなどを手がけている。ミネベアミツミは精密部品の製造・販売をグローバルに展開している。ミネベアミツミの販売網を活用することで、芝浦電子の市場シェア拡大も目指す。
追記事項
2025/04/22ミネベアミツミは4月23日にTOB開始を目指していたが、YAGEOが買付価格を1株につき5400円に引き上げると発表したため、条件の変更を検討していると発表。
2025/05/01
ミネベアミツミはTOBの買付価格を1株につき4500円から5500円に引き上げると発表。買付代金は約825億円。買付期間は5月2日~6月2日(20営業日)。決済の開始日は6月9日。
2025/05/22
買付期間を6月5日まで(23営業日)に延長。決済の開始日は6月12日。
2025/06/04
買付期間を6月19日まで(33営業日)に延長。決済の開始日は6月26日。
2025/06/17
買付期間を7月1日まで(41営業日)に延長。決済の開始日は7月8日。
2025/06/27
買付期間を7月11日まで(49営業日)に延長。決済の開始日は7月18日。
2025/07/10
買付期間を7月16日まで(52営業日)に延長。決済の開始日は7月24日。
2025/07/16
買付期間を7月28日まで(59営業日)に延長。決済の開始日は8月4日。
2025/07/28
買付期間を8月1日まで(63営業日)に延長。決済の開始日は8月8日。
2025/08/01
買付期間を8月18日まで(73営業日)に延長。決済の開始日は8月25日。
2025/08/14
ミネベアミツミはTOBの買付価格を1株につき6200円に引き上げると発表。買付代金は約930億円。買付期間は8月28日まで(81営業日)に延長。決済の開始日は9月4日。
2025/08/28
買付期間を9月11日まで(91営業日)に延長。延長は10回目。決済の開始日は9月19日。
2025/09/12
応募数が下限に届かなかったため、TOBは不成立と発表。
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