M&A NEWS

2024/11/06

SCSK<9719>、ITインフラ構築のネットワンシステムズ<7518>をTOBで子会社化

SCSKは6日、ITインフラ構築のネットワンシステムズに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付代金は最大3574億8400万円。成長するITサービス市場で社会のデジタル化を主導する戦略的ポジションの確立を目指す。ネットワンシステムズはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証プライム市場への上場は廃止となる。

買付価格は1株につき4500円。TOB公表前日の終値3574円に25.91%のプレミアムを加えた。買付予定数は7944万893株。下限は所有割合66.67%にあたる5296万600株に設定した。買付期間は11月7日~12月18日の30営業日。決済の開始日は12月25日。公開買付代理人は大和証券。

SCSKは2011年、住商情報システム(当時東証1部上場)とCSK(同)が合併して誕生し、現在、東証プライム市場に上場。住友商事が50.6%を出資し、子会社としている。

一方、ネットワンシステムズはコンピューター・ネットワークの黎明期である1988年にLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)の販売を目的に設立。通信・セキュリティー関連のITインフラ構築を強みとする。1996年に株式を店頭登録。2001年に東証1部に上場(2022年4月に東証プライム市場に移行)。

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