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スペースシャワーネットワークとSKIYAKIは10日、2024年4月1日に経営統合すると発表した。音楽・動画配信を中心にデジタルシフトが加速するエンターテインメント市場の環境変化に対応するため、両社の相互補完関係を生かし、グローバルに通用するアーティストやクリエーターを育成・支援するデジタルプラットフォームの確立を目指す。スペースシャワーがSKIYAKIを株式交換で完全子会社化したうえで、統合持ち株会社の傘下にスペースシャワー、SKIYAKIを置く。

スペースシャワーはアーティストやクリエーターのマネジメントからライブ制作までさまざまな音楽エンターテインメント関連事業を手がけ、音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」を運営する。一方、SKIYAKIはクリエーターとファンをつなぐWebプラットフォーム「Bitfan」「Bitfan Pro」などを提供し、システム開発の技術力に優れる。

株式交換比率はスペースシャワー1：SKIYAKI0.76。SKIYAKIの1株にスペースシャワーの0.76株を割り当てる。スペースシャワーは持ち株会社制に移行し、会社分割により同社の事業を引き継ぐ新スペースシャワーと、完全子会社化したSKIYAKIを傘下に配置する。SKIYAKIは東証グロース市場での上場が廃止となる。

統合持ち株会社は「スペースシャワーSKIYAKIホールディングス」。スペースシャワーの林吉人社長、SKIYAKIの小久保知洋社長の両氏が共同社長を務める。統合持ち株会社は東証スタンダード市場に上場する。

両社の直近売上高はスペースシャワーが153億円（2023年3月期）、SKIYAKIが24億5000万円（2023年1月期）。