M&Aニュース

テンポスホールディングスは、回転ずし・海鮮居酒屋などを運営するヤマト（千葉県鴨川市。売上高54億9000万円、営業利益3億7300万円、純資産6億4500万円）の全株式を取得し、子会社化することを決めた。飲食店経営の実績を積むことで、中堅飲食事業者へのコンサルティング業務に生かすとともに、飲食事業自体の業容拡大につなげる。テンポスは厨房機器・用品販売の大手で、ステーキハウス「あさくま」などの飲食事業も手がけている。取得価額は非公表。取得予定日は2023年9月11日。

ヤマトは1981年に設立。回転ずし「やまと」、海鮮居酒屋「山傳丸」、鮮魚小売・持ち帰りずし店「ヤマト水産」、持ち帰りずし「ヤマト寿司」などの各種飲食店舗を千葉県を中心に約20店舗展開。さらに浜焼きなどの飲食店と土産物店を併設した観光施設「房総の駅とみうら」（千葉県富浦町）を持つ。

テンポスは厨房機器・用品の販売にとどまらず、店舗設計、内装工事、店舗用不動産の紹介など、開業支援サービスの充実に力を入れている。また、こうした一連のノウハウを生かし、飲食店の集客、販促、教育や閉店支援を行うコンサルティング業務も事業の柱に位置付ける。