M&A NEWS

2023/02/16

プレミアムウォーターHD<2588>、ラストワンマイル<9252>株を前経営者からTOBで取得

プレミアムウォーターホールディングスは16日、持ち分法適用関連会社で電話、Web会議、メールなどを活用した内勤型の営業活動「インサイドセールス」を手がけるラストワンマイルにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOBにより、所有割合を現在の17.30%から40.27%に引き上げる。TOB実施後もラストワンマイルの東証グロース市場での上場は維持する。ラストワンマイルは同日、賛同の意見を表明するとともに、応募については株主の判断に委ねると決議した。

人材交流や営業ノウハウの共有、システム相互利用といった経営資源の相互活用で両社の強みを生かして、経営効率化と競争力強化を図るのが狙い。具体的にはラストワンマイルのインサイドセールスを取り込むことで、プレミアムウォーターの宅配水事業の強化を図る。本TOBによりラストワンマイル前社長の清水望氏が所有する同社株15.80%のうち11.23%、前取締役の秋月帥謙氏の所有する同社株11.75%を取得する。

買付価格は1株当たり788円で、公表前営業日の終値1015円に対して22.36%のディスカウントとなる。買付予定数は62万株。上限も62万株で、下限は61万4000株。応募が下限に満たない場合は買い付けしない。上限を超える場合も超過部分の全部または一部の買い付けをしない。買付代金は最大4億8856万円。買付期間は2月17日から3月17日までの20営業日。決済の開始日は3月27日。公開買付代理人はSBI証券。

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