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2022/09/07

日産自動車<7201>、車載用リチウムイオン電池事業のビークルエナジージャパンを子会社化

日産自動車は、車載用リチウムイオン電池事業を手がけるビークルエナジージャパン(茨城県ひたちなか市)を子会社化することを決めた。官民出資ファンドのINCJ(旧産業革新機構、東京都港区)が保有する全株式を取得し、ビークルエナジーが新たに発行する普通株式を引き受ける。今後成長が見込まれるハイブリッド車向けリチウムイオン電池の安定調達につなげる狙い。取得価額、最終的な持ち株比率は非公表。取得予定日は未確定。

ビークルエナジーは日立製作所の車載用電池子会社を前身とし、INCJとマクセルが各47%を出資して2019年に設立した。日産がビークルエナジーを子会社化した後も、既存株主のマクセル、日立Astemo(東京都千代田区)は引き続き経営に関与する。

ビークルエナジーは車載用電池のセルからパックまでの一貫生産体制を整えている。生産拠点は京都事業所(京都府大山崎町)、佐和事業所(茨城県ひたちなか市)、岐阜事業所(岐阜県美濃加茂市)の3カ所。

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