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2022/09/01
ダイオーズ<4653>、国内投資ファンドのインテグラルと組んでMBOで株式を非公開化
ダイオーズは1日、国内投資ファンドのインテグラル(東京都千代田区)と組んでMBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。ダイオーズ創業家の資産管理会社などの保有分を除く54%あまりの株式取得を目指す。買付代金は最大約110億円。ダイオーズはオフィスコーヒーサービス大手。海外売上高比率が47%と5割に迫る中、グローバルガバナンス体制の再構築や事業構造改革を迅速・機動的に進めるためには非公開化が望ましいと判断した。
TOB主体はインテグラル傘下のボイジャー(東京都千代田区)。買付価格は1株につき1500円で、TOB公表前日の終値1363円に10.05%のプレミアムを加えた。買付予定数は735万4794株。大久保真一会長ら創業家の資産管理会社が保有する全株式(41.64%)と大久保氏個人が保有する株式の一部(3.63%)の合計45.27%分はTOBに応募しない。
買付予定数の下限は所有割合21.39%にあたる287万5181株で、不応募株式と合わせて所有割合が3分の2超にあたる水準に設定。買付期間は9月2日~10月18日。決済の開始日は10月25日。公開買付代理人は大和証券。
ダイオーズの前身は1969年に大久保氏が「有限会社米屋おおくぼ」として設立。米穀販売に加え、新規事業としてオフィスで手軽に本格的なレギュラーコーヒーが飲める本場米国のオフィスコーヒーサービスを国内に導入し、1976年にダイオーを設立。1983年に現在のダイオーズに社名を変更した。ジャスダック市場、東証2部を経て2007年に東証1部に昇格(2022年4月に東証プライム市場に移行)。
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