M&A NEWS

2022/08/26

山崎製パン<2212>、神戸屋から包装パン・デリカ食品事業を取得

山崎製パンは、パン・洋菓子製造の神戸屋(大阪市。売上高390億円)から包装パン事業と子会社が手がける総菜などのデリカ食品事業を取得することを決めた。小麦などの原料価格の高騰などで事業環境が厳しさを増す中、神戸屋から事業譲渡の打診があったという。取得価額は非公表。取得予定日は2023年2月28日。

神戸屋は1918年創業の老舗パンメーカーで、山崎製パン、フジパングループ本社(名古屋市)、敷島製パン(同)に続く業界4位。神戸屋は今後、冷凍パン事業、フレッシュベーカリー・レストラン事業に専念する。

山崎製パンは、神戸屋が包装パンとデリカ食品の製造・販売事業を会社分割して設立する新会社の全株式を取得する。具体的には本社(大阪市)、東淀工場(同)、寝屋川工場(大阪府寝屋川市)、東京工場(埼玉県戸田市)、海老名工場(神奈川県海老名市)、子会社のマルト神戸屋(浜松市)、マツヤ神戸屋(松江市)などにかかる資産が対象となる。

関連情報

M&A案件情報「SMART」SMART

譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。