M&A NEWS

2022/08/26

三井化学<4183>、フェノール事業のシンガポール子会社を英国INEOSに譲渡

三井化学は、フェノール事業を手がけるシンガポール子会社Mitsui Phenols Singapore Pte. Ltd.(売上高829億円、営業利益205億円、純資産289億円)を、英国石油化学企業のINEOS Holdings Limitedに譲渡することを決めた。資産を圧縮して財務面の負担を軽くするライトアセット化の一環。共同出資する三井物産の保有株式を買い取ったうえで、全株式を譲渡する。譲渡価額は約450億円(3億3000万ドル)。譲渡予定日は2023年3月1日。

Mitsui Phenolsは1999年に設立し、出資比率は三井化学95%、三井物産5%。譲渡先のINEOSはフェノール事業の世界的大手。

三井化学は長期経営計画「VISION 2030」でフェノール事業をベーシック&グリーン・マテリアルズ事業領域における再構築対象の一つと位置付け、運営についてさまざまな検討を進めてきた。

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