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2022/07/15

天満屋ストア<9846>、岡山の駅弁「祭ずし」の三好野本店を子会社化

天満屋ストアは、名物駅弁「桃太郎の祭ずし」で知られる三好野本店(岡山市。売上高17億5000万円、営業利益△3億3800万円、純資産△4億8000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。三好野本店が各種弁当、仕出し料理の製造やレストラン運営を通じて培ってきたブランド力、ノウハウを活用し、総菜など調理食品の充実などスーパーマーケット事業の基盤強化につなげる。取得価額は7億500万円。取得予定日は2022年7月29日。

三好野本店は1891(明治24)年に創業し、岡山駅開業に伴い駅構内で弁当販売を始めた。1963年に岡山の伝統的料理の「ばらずし」を駅弁として販売したのが同社の代名詞ともなった「桃太郎の祭ずし」。その後、グリル、喫茶、レストラン経営に事業を広げた。

ただ、コロナ禍の直撃で業績悪化に見舞われ、売上高が半減し、赤字が膨らんだことで債務超過に陥っていた。中小企業基盤整備機構や中国銀行など地元金融機関が出資する事業再生ファンドの支援を得て、経営の立て直しを進めていた。

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