M&Aニュース
M&A NEWS
2022/06/01
[中止]関西ペイント<4613>、アフリカの塗料子会社2社をオランダ化学大手アクゾノーベルに譲渡
関西ペイントは1日、南アフリカとモーリシャスにあるアフリカの塗料子会社2社を、オランダの化学大手アクゾノーベル(アムステルダム)に譲渡すると発表した。譲渡価額は両社合わせて約585億円。アフリカ事業から撤退し、欧州、インドなど強みを持つ市場での成長促進に重点的に取り組む。関係国の規制当局の承認を得て、2023年中の譲渡完了を見込む。
譲渡するのは南アフリカのカンサイ・プラスコン・アフリカ(KPAL。売上高268億円、営業利益14億5000万円、純資産101億円)の株式83.31%と、モーリシャスにあるカンサイ・プラスコン・イースト・アフリカ(KPEA。売上高144億円、営業利益22億3000万円、純資産192億円)の全株式。両社はアフリカにおける塗料事業の持ち株会社で、KPALは子会社15社・関連会社2社、KPEAは子会社6社を傘下に置く。
関西ペイントは2010年に南アフリカのFreeworld Coatings(現KPAL)を買収し、建築用塗料を中心に事業展開してきた。その後、2017年にSadolinグループ(現KPEA)を買収し、東アフリカ地域に進出した。しかし、2010年代後半から顕著になったアフリカの景気減速や通貨安などを背景に事業環境が不安定化。低収益資産の売却、物流拠点の集約などの構造改革を進めてきた。
関連情報
M&A案件情報「SMART」SMART
譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。
ご成約インタビューINTERVIEW
-
INTERVIEW No.125
想いを繋ぐバトン
オンリーワン技術が織りなすTakeda Worksと櫻製作所の未来- #後継者不在
- #事業拡大
- #従業員雇用
- #老舗
- #製造業
-
INTERVIEW No.124
震災を乗り越え、地域医療を未来へ繋ぐ
~医療法人財団愛生会 浜野介護医療院の事業承継~- #後継者不在
- #地方創生
- #戦略的M&A
- #従業員雇用
- #介護・医療