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2021/02/24
アイカ工業<4206>、マレーシアのホットメルト接着剤メーカーを子会社化
アイカ工業はシンガポール子会社のアイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社を通じて、マレーシアのホットメルト接着剤製造販売会社Adtek Consolidated Sdn. Bhd(アドテック、セランゴール州。売上高約29億2000万円、営業利益約2億3000万円、純資産約14億8000万円)の株式70%を取得する契約を結んだと発表した。機能材料事業の拡大と海外展開の促進が狙い。
株式はアドテック代表のPai Hsing Chou氏(持ち株比率52.5%)と大株主のPai Hsing Hsien氏(同38.0%)に加えて、少数株主からも取得する。取得価額は未確定。取得予定日は2021年4月1日。
アドテックはマレーシアにホットメルト接着剤の製造工場を持ち、衛生材用ホットメルト、DIY用グルースティック、産業用ペレットなどで世界約50カ国に販路を持つ。アイカ工業は自動車や木材・建材向けのホットメルト接着剤の製品開発と販売を、海外では中国、タイ、インドネシアで展開してきた。同社のホットメルト接着剤事業にアドテックの販路を活用することで東南アジア、アフリカ、北米、欧州地域での存在感を高める。
ホットメルト接着剤は熱をかけて融かして接着させる接着剤。段ボールの接着や書籍の背表紙、電子部品の固定など工業用に利用されている。
追記事項
2021/04/01取得が2021年4月1日に完了し、取得価額は約30億9000万円になると発表した。取得価額については後日、最終調整を行うとしている。
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