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フォーバルは移動体通信子会社のリンクアップ（東京都港区。売上高110億円、営業利益1億9000万円、純資産6億1600万円）の株式68.5％を、リンクアップの自己株取得などに応じて譲渡することを決議した。

フォーバルは2007年、店舗展開のノウハウの獲得やモバイル端末に関する法人向け事業展開の迅速化などを目的に第三者割当増資を引き受けてリンクアップを子会社化した。以降、リンクアップの業績は順調に改善した。しかし、フォーバルが企業向け事業支援を主力とするのに対して、リンクアップはコンシューマー事業を中心とすることから、本来の目的であるシナジー（相乗効果）が十分に得られていなかったという。

今回、フォーバルが保有するリンクアップ株式1万7600株のうち1万1000株をリンクアップが自己株取得し、残りの6600株をリンクアップ社長の西元孝氏が設立した新会社「OBN」（東京都港区）に譲渡する。

譲渡価額は7億5600万円、譲渡予定日は2019年４月19日。