M&Aニュース

ポイントは、アパレル・雑貨販売のトリニティアーツ（東京都千代田区。売上高264億円、営業利益12億5000万円、純資産5億400万円）とアパレル企画・製造のNATURAL NINE HOLDINGS（東京都渋谷区。純資産9700万円）の2社と株式交換により経営統合し、2013年9月から持ち株会社体制に移行すると発表した。統合後の持ち株会社の商号はアダストリアホールディングス（水戸市）となる。

アパレル業界は少子高齢化やライフスタイルの多様化、外資系企業の日本進出などで経営環境が大きく変化していることから、日本市場だけではなく、海外市場での展開や事業拡大を支えるサプライチェーンを強化することが狙い。統合と同時に持ち株会社体制に移行することで、サプライチェーンや情報システムなどの相乗効果を最大限に発揮し、M&Aを含めたブランドポートフォリオの強化や海外展開の拡大が可能になると判断した。

まず、2013年6月4日にNATURAL NINEを株式交換で完全子会社化する。株式交換比率はポイント1：NATURAL NINE13.8。その後、9月1日にトリニティアーツとも株式交換を実施する。株式交換比率はポイント1：トリニティアーツ133.4。

9月1日付でポイントの事業を準備会社の新ポイントに会社分割し、持ち株会社体制に移行する。アダストリアホールディングスの代表取締役会長には福田三千男ポイント会長兼副社長が就任する。