M&A NEWS

2011/02/03

カルチュア・コンビニエンス・クラブ<4756>、MBOにより非公開化へ

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、代表取締役社長の増田宗昭氏によるMBO(経営陣による買収)を実施し、株式を非公開化すると発表した。増田氏が代表を務め、全額を出資するMMホールディングス(東京都千代田区)がCCCに対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、増田氏が保有する株式41.01%を除く全株式の取得を目指す。買付総額は最大で696億3500万円。

CCCは、個人消費の低迷や他社との競争激化、人口減少などの影響で、主力のTSUTAYAレンタル事業でも経営環境がさらに悪化するとの懸念から、経営の効率化や組織再編を進めてきた。しかし、増田氏はより抜本的な事業の再構築が必要不可欠であり、株主へのリスクを回避し上場コストを削減するうえでも、非公開化するのが最善と判断した。

買付価格は1株あたり600円で、公表前営業日の終値452円に対して約32.7%のプレミアムを加えた。
買付予定数は1億1815万2767株で、下限は5906万9884株。期間は2月4日から3月22日まで。決済の開始日は3月29日。

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