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2022/05/24

SOMPOホールディングス<8630>、ブラジル子会社の個人保険事業をドイツ保険大手Talanxの傘下企業に譲渡

SOMPOホールディングスはブラジル子会社Sompo Seguros S.A.(サンパウロ)の個人保険事業を、ドイツ保険大手Talanx AGのブラジル子会社に譲渡することを決めた。自動車保険などの個人保険分野から撤退し、より成長が見込める企業保険事業に特化する。譲渡価額は12億3000万レアル(約319億円)。2023年1月以降に譲渡完了を見込む。

SOMPOはSompo Segurosの個人保険事業を会社分割して新会社を8月にも設立する。そのうえでNewCoの全株式をTalanx傘下のHDI Seguros S.A.(サンパウロ)に譲渡する。当該事業の直近売上高は約457億円。

Sompo Segurosは2014年にいずれもSOMPOのブラジル子会社だったYasuda Seguros S.A.とMaritima Seguros S.A.が合併して発足。個人、企業向けの両分野で保険事業を展開してきたが、個人保険分野は競争が激しく、厳しい業績が続いていた。一方、企業保険分野では貨物・運送、船舶の海上保険でシェアトップに立つなど、ブラジルで強固な事業基盤を築いている。

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