M&A NEWS

2014/09/24

米スターバックス、日本法人のスターバックスコーヒージャパン<2712>をTOBにより完全子会社化へ

スターバックスコーヒージャパンは、米国本社のスターバックス・コーポレーションがスターバックスコーヒージャパンの株式を追加取得し完全子会社化すると発表した。スターバックス・コーポレーションは傘下のエスシーアイ・ベンチャーズ・エス・エルが同社の株式39.52%を所有しているが、今回、エスシーアイ子会社のSolar Japan Holdings(東京都港区)がTOB(株式公開買い付け)により残りの全株式を取得する。39.52%を所有する主要株主のサザビーリーグ(東京都渋谷区)はTOBに応募することで合意している。買付代金は843億円。

スターバックスコーヒージャパンは1995年にスターバックス・コーヒー・インターナショナルとサザビーリーグとの合弁会社として設立され、2001年にJASDAQスタンダード市場(旧ナスダックジャパン)に上場している。他コーヒーショップチェーンとの競争が厳しくなる中、スターバックス・コーポレーションと一体となって事業を展開することが重要と判断した。スターバックス・コーポレーションはスターバックス・コーヒー・インターナショナルの完全親会社。

第1回の買付価格は1株あたり965円で、公表前営業日の終値1399円に対して31.0%のディスカウント。買付予定数の下限は5700万株(39.52%)で、上限は設定されていない。買付期間は2014年9月26日から10月27日まで。決済の開始日は10月31日。

第2回の買付価格は1株あたり1465円で、1399円に対して4.7%のプレミアムを加えた。買付期間は11月10日から12月22日まで。決済の開始日は12月29日。

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