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タムロンは、同社創業家の資産管理会社であるニューウェル（さいたま市。売上高300万円、営業利益△4300万円、純資産65億8000万円）の全株式を取得し子会社化することを決めた。ニューウェルはタムロン株式の18.87％を保有する筆頭株主。取得価額は144億8200万円（アドバイザリー費用400万円を含む）。株主・投資家への公平性や取引の透明性の確保の観点から、特定株主からの自己株式取得に準じた手続きを行うのが適切として、3月26日に開く定時株主総会での承認を前提としている。

取得価額は2020年2月17日時点でのタムロン株価（終値）の3カ月間の平均価格に0.94を乗じた額（6％のディスカウント）に基づく。取得予定日は2020年3月31日。

創業家の資産管理会社であるニューウェルの代表取締役を務める新井宏明氏はタムロンの元副社長。現在は創業家が経営に携わっていないことから、タムロンは創業家との間でニューウェルが保有するタムロン株について自己株式として取得する方向で協議していた。