M&A NEWS

2019/11/13

東芝<6502>、子会社を通じて孫会社の西芝電機<6591>をTOBで完全子会社化

東芝は完全子会社の東芝インフラシステムズ(川崎市)を通じて、孫会社で船舶や産業向けの電機システムの製造・販売・メンテナンスなどを手がける西芝電機(兵庫県姫路市)を非公開化するためにTOB(株式公開買い付け)を実施することを決めた。

東芝は西芝電機の発行済み株式のうち、子会社の東芝インフラシステムズが持つ54.43%を含め、54.77%を保有する。残る45.23%の株をTOBで買い付け、完全子会社化する。TOB成立後は西芝電機の上場は廃止される見通し。

東芝は東芝インフラシステムズが西芝電機を完全子会社化することにより、グループ間でのシームレス(継ぎ目のない)な協業体制を構築して顧客基盤が拡大するほか、東芝グループ内での経営資源やノウハウの共有を最大化することなどで、グループの企業価値向上につながるとみている。

買付価格は240円で、TOB公表日前日の終値(220円)に対して9.09%の、過去6カ月間の終値の単純平均値(140円)に対して71.43%のプレミアムをつけた。買付予定数は1782万6132株で、買付代金は42億7800万円。下限は478万6615株。買付期間は2019年11月14日から同12月25日まで。決済の開始日は2020年1月7日。公開買付代理人は野村證券。

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