M&A NEWS

2018/11/19

不二製油グループ本社<2607>、業務用チョコレート世界3位の米Blommerを子会社化

不二製油グループ本社は業務用チョコレートメーカー世界3位の米 Blommer Chocolate Company(シカゴ。売上高1015億円、営業利益2億2400万円、純資産187億円)を2019年1月に子会社化する、と発表した。Blommerの企業価値は約848億円。有利子負債の加減算を踏まえ、買収金額は600億円超となる見通し。現金を対価とした「逆三角合併」方式を用い、Blommerを存続会社として不二製油が新設する子会社との合併を行ったうえで、合併後のBlommerの株式100%を取得して傘下に収める。

Blommerは1939年に設立し、業務用チョコレートメーカーで世界第3位の大手であるほか、ココア豆加工でも世界5位。北米市場で菓子メーカー向けにチョコレート、ココア製品を幅広く供給する。不二製油は同社の子会社化により、環太平洋を軸に世界10カ国16カ所にチョコレート工場を持ち、グローバル供給・販売体制を確立する。

不二製油は主力のチョコレート事業を強化するためM&Aを相次ぎ実施してきた。2015年にブラジルのHarald、2016年にマレーシアのGCB Specialty Chocolates、2018年に豪Industrial Food Servicesを子会社化した。

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