M&A NEWS

2015/03/23

日本風力開発<2766>、米ベインキャピタルと組んでMBOにより非公開化へ

日本風力開発は、MBO(経営陣による買収)により株式を非公開化すると発表した。社長の塚脇正幸氏の要請に基づき米投資ファンドのベインキャピタルグループが日本風力開発に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し全株取得を目指す。塚脇氏は保有する1.24%についてTOBに応募する。買付代金は最大で108億円。

タイムリーなメンテナンス体制の整備と風車技術の強化を図るには、財務体質の健全化をはじめとする抜本的な経営改革が不可欠となっている。塚脇氏は上場を維持したまま、こうした改革を実施するのは困難と判断し非公開化することを決めた。

買付期間は2015年3月24日〜5月8日。決済の開始日は5月15日。買付価格は1株につき580円で、公表前営業日の終値463円に対して25.27%のプレミアムを加えた。買付予定数は1119万8400株(所有割合66.67%)で、応募株数がこれに満たない場合は買い付けない。

買付主体はJWDホールディングス(東京都千代田区)で、ベインキャピタル傘下のファンドと塚脇氏が折半出資している。

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