M&A NEWS

2014/11/05

コーコス信岡<3599>、MBOで株式を非公開化へ

コーコス信岡は、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。同社会長の信岡正郎氏が設立したN&Cカンパニー(広島県福山市)がTOB(株式公開買い付け)を行い、79.47%の株式取得を目指す。買付代金は最大34億8900万円。足元の円安で外貨建て決済の輸入製品コストが上昇する中で、中長期的な視点に立って抜本的な事業改革を実施するには株式の非公開化が必要と判断した。TOBが成立すれば、JASDAQへの上場は廃止となる見通し。

買付価格は1株につき785円で、TOB公表前営業日の終値678円に対して15.8%のプレミアムを加えた。信岡氏ら創業家一族が株主の資産管理会社ノーブルが所有する20.53%を除く全株式の取得を目指しており、買付予定数は所有割合79.47%にあたる444万4683株。下限は同53.85%にあたる301万1392株。

買付期間は2014年11月6日~12月18日。決済の開始日は12月26日。公開買付代理人は野村証券。

コーコス信岡は1901(明治34)年に絣問屋の信岡商店として創業。1991年に現在の社名となった。1994年に株式を店頭登録、2004年からJASDAQ上場。

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