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石井表記は、中予電器（松山市）とその子会社から、中国で基板実装・民生機器組立などの製造受託サービスを手がける上海賽路客電子有限公司（上海セルコ、上海市。売上高45億3000万円、営業利益1億3600万円、純資産4億4500万円）の全持ち分を取得し子会社化することを決めた。収益性向上と財務体質強化の一環。取得価額は3億4300万円。取得予定日は2014年11月7日。

石井表記は、中予電器とその子会社の東予産業（愛媛県東温市）が折半出資するセルコソーラーエナジーと太陽電池ウエハー事業で取引があったが、セルコソーラーエナジーの財政状態が悪化したため、5億2800万円の長期未収入金がある。上海セルコの取得は債権回収の側面もあり、東予産業の持ち分は長期未収入金の代物弁済として譲り受ける。中予電器には取得代金として1億6500万円を支払うが、その資金は中予電器に第三者割当による自己株式の処分を行うことにより調達する。