M&A NEWS

2014/02/03

フェイス<4295>、日本コロムビア<6791>をTOBで子会社化

フェイスは、日本コロムビアに対してTOB(株式公開買い付け)を実施し子会社化すると発表した。携帯電話の着信メロディを提供するフェイスは、日本コロムビアの株式32.91%を所有し持ち分法適用関連会社としている。今回のTOBにより株式27.09%を追加取得し、所有割合を60%に高めることを目指す。音楽メディアの技術革新や消費スタイルの変化など音楽市場の急速な環境変化に対応し、両社の経営資源や事業ノウハウを有効活用するのが狙い。日本コロムビアはTOBに賛同を表明している。東証一部への上場は維持される。

買付価格は1株あたり780円。TOB公表前営業日の終値557円に対して40.04%のプレミアムを加えた。買付予定数の上限は369万2500株(27.09%)で、応募が上限を超える場合は買い付けを行わない。買付期間は2014年2月4日~3月18日。決済の開始日は3月26日。公開買付代理人は野村証券。買付代金は最大28億8000万円。

日本コロムビアは1910年に蓄音機メーカーとして創業し、日本初のレコード会社として事業を展開してきた。しかし、最近はYouTubeの台頭などメディアの多様化に伴い、音楽をCDとして販売する従来型のビジネスモデルが十分に機能していなかった。

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