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東海カーボンは、カーボンブラック（炭素の黒色微粉末）を開発・製造・販売するCancarb Limited（カンカーブ、アルバータ州。売上高56億7000万円、営業利益21億円、純資産30億3000万円）の全株式を取得し子会社化することを決めた。米国、欧州、アジアで自動車向けの各種ゴム製品などを製造するカンカーブを傘下に取り込み、世界市場への展開を加速するのが狙い。取得価額は約182億円。取得予定は2014年3月。

カンカーブは1973年設立。天然ガスを原料としたサーマルブラックを生産しており、世界で50％以上のシェアを持つ。株式の取得と同時に、カンカーブの事業と一体で運営されている排熱処理設備も併せて取得する。