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2012/10/30

日本風力開発<2766>、銚子風力開発など風力発電3社を譲渡

日本風力開発は、風力発電事業を展開する銚子風力開発(千葉県銚子市。売上高4億2900万円、営業利益1000万円、純資産3200万円)など3社を譲渡することを決めた。風力発電事業を取り巻く経営環境の悪化から、日本風力開発は資金繰りや財務体質の悪化が続いている。所有する風力発電所の一部を売却することで、有利子負債を圧縮するのが狙い。

銚子風力開発は株式90%を、発電所の建設を行った関電工に譲渡する。譲渡価額は約18億円。譲渡予定日は2012年10月31日。

ほかの2社は、肥前風力発電(佐賀県唐津市。売上高4億1900万円、営業利益△1億1300万円、純資産16億4000万円)と平生風力開発(山口県平生町。売上高1億7100万円、営業利益△2800万円、純資産6200万円)。肥前風力発電は100%子会社、平生風力開発は株式99.8%を所有しており、ともに全保有分を譲渡する。譲渡先は昨年、由良風力開発(和歌山県由良町)を譲渡した実績のある、大阪ガス傘下のガスアンドパワー(大阪市)。

譲渡価額は肥前風力発電が約27億円で、平生風力開発は約3億円。譲渡は12月28日までに実施する予定。

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