M&A NEWS

2012/07/11

鐘崎<2912>、MBOで株式非公開化

鐘崎は、MBO(経営陣による買収)により株式を非公開化すると発表した。同社の社長で筆頭株主でもある吉田久武氏が設立した吉田フードプランニング(仙台市)がTOB(株式公開買い付け)を実施する。笹かまぼこを製造・販売する鐘崎は、2011年の東日本大震災で大きな打撃を受けたが、その後の復興需要により経営は持ち直している。今回、株式を非公開化し経営戦略を抜本的に見直すことで、短期的な環境の変化に左右されずに、より長期的な成長が可能となる経営体制の構築を目指す。鐘崎はTOBに賛同しており、TOBが成立すれば大証JASDAQ市場への上場は廃止となる。

買付価格は1株当たり470円で、公表前営業日の終値329円に約42.86%のプレミアムを加えた。買付株式数は鐘崎の自己株式と、吉田氏所有分(所有割合29.22%)を除いた全株式にあたる300万6948株。下限は159万929株。買付代金は最大14億1300万円。買付期間は2012年7月12日から8月23日まで。公開買付代理人は大和証券。決済の開始日は8月30日。

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