M&Aニュース
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2011/07/22
投資ファンドのDRCキャピタル、コージツ<9905>にTOB
投資ファンドのDRCキャピタル(東京都千代田区)傘下の投資事業組合DRCKJとDRCⅡは、コージツに対して株式の非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOBが成立した場合は上場廃止となる見通し。コージツはTOBに賛同するかどうか検討中としている。
コージツは日本最古の登山用品小売店「好日山荘」運営会社の持ち株会社。筆頭株主のジャパンファインアーツ(株式所有割合27.87%)はTOBに応募する意向を示している。DRCⅡはコージツの株式17.42%を所有する第2位の株主で、DRCキャピタルのマネージングディレクターの溝口直人氏は好日山荘の取締役に就任している。コージツは2007年に不動産投資事業で損失を計上し経営が悪化していたが、最近の登山ブームに伴い業績は改善傾向にある。DRCキャピタルは市場の変化に迅速に対応し中長期的に成長を続けていくには、株式を非公開化して大胆な商品戦略や大幅な設備投資に多額の経営資源を集中的に投入する必要があると判断した。
買付対象は普通株式と新株予約権で、買付価格は普通株式が1株あたり130円。TOB公表前営業日の対象株式の終値115円に対して約13.0%のプレミアムを加えた。新株予約権の買付価格は1個あたり1円。
買付予定数は最大で2415万129株(下限は1416万6086株)で、買付予定額は31億3951万6770円。応募株券の数が下限に満たない場合、買い付けは行わない。
買付期間は2011年7月22日から9月1日まで。決済の開始日は2011年9月8日。
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