M&A NEWS

2011/07/13

三井物産<8031>、シンガポールの港湾ターミナル運営会社を買収

三井物産は、シンガポールで港湾ターミナルの操業・管理を手がけるPortek International Limited(売上高81億7000万円、純資産50億8000万円)に対しTOB(株式公開買い付け)を実施することを決めた。大株主である創業者ら(所有割合51.3%)はTOBに応募する意向を示している。取得価額は最大で約144億円。TOBは2011年8月下旬に終了予定。

Portek Internationalは1988年設立で、港湾運営事業者として高いエンジニアリング機能と効率性改善ノウハウを持つ。三井物産は同社を傘下に取り込むことで、港湾貨物の取り扱いリードタイムの短縮化を目指すほか、経験豊富な人材の獲得が可能になる。

TOBの買付価格は1株あたり1.40シンガポールドル(約91円)。シンガポール証券取引所の7月11日の終値1.32シンガポールドルに対し6.1%のプレミアムを加えた。Portek Internationalは現在別会社から、買付価格1.20シンガポールドルでTOBの対象になっている。

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