M&A NEWS

2011/01/13

三井物産<8031>、ブラジルで穀物生産・物流事業を手がけるMultigrain AGを子会社化

三井物産は、ブラジルで農産物の集荷や加工・販売を手がけるMultigrain AG(マルチグレイン、本社スイス。売上高約1010億円、純資産約445億円)の株式を追加取得し子会社化することを決めた。現在、議決権ベースで同社の株式45.1%を所有しているが、出資比率を90.1%に引き上げる。取得価額は約190億円。取得予定日は未定で、日本、ブラジルなど関係当局の許可取得後となる。

株式の取得先は全米最大の農協で、NASDAQ上場のCHS Inc.(ミネソタ州)。マルチグレインはブラジルに100%子会社のMultigrain S.A.を事業会社として保有し、現地で大豆やコーン、綿花の集荷、加工、販売・輸出、小麦の輸入を行っている。三井物産はマルチグレインを穀物事業の中核会社と位置づけ、農業生産・穀物物流事業の拡充により穀物の安定供給体制強化を図る。

関連情報

M&A案件情報「SMART」SMART

譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。