M&A NEWS

2010/07/15

三洋電機<6764>、三洋半導体を米オン・セミコンダクターの子会社へ売却

三洋電機は、半導体や集積回路などの電子部品を開発する三洋半導体(群馬県大泉町。売上高750億円、営業利益△167億円、純資産△440億円)の全株式を売却することを決めた。譲渡先は米国半導体大手オン・セミコンダクター・コーポレーションの100%子会社であるセミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・エルエルシー(アリゾナ州フェニックス)。三洋半導体に対する貸付金債権も譲渡する。

三洋半導体は2006年7月に会社分割により設立。三洋電機は2009年末にパナソニックグループの傘下に入り事業の見直しを進めている。三洋半導体の事業領域がグループの戦略・成長分野とは異なっていることから今後の経営資源の投入は難しく、経営関与を継続する必然性が薄れたと判断した。

譲渡価額は約330億円(現金116億円とその残額に相当するオン・セミコンダクターの普通株式約7~8%を取得する)。

譲渡予定日は2010年12月末日まで。

関連情報

M&A案件情報「SMART」SMART

譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。