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ルネサスエレクトロニクスは、フィンランドの通信大手ノキア・コーポレーションからワイヤレスモデム事業を取得することで合意したと発表した。携帯電話などの新しい通信規格に対応した半導体ソリューションやモデム技術の開発に関する戦略的事業提携強化の一環。

ルネサスエレクトロニクスは、ノキアの技術資産やエンジニアリングのノウハウを活用し、モバイルでの高速データ転送など最先端技術を提供することが可能になる。取得価額は約180億円。取得は2010年10～12月期に予定している。

ノキアのワイヤレスモデム事業は、これまで世界中で長年に渡り何十億台に及ぶ携帯電話に使われてきたモデム技術・特許を保有している。事業の譲渡に伴い、フィンランドやインド、英国などに拠点を構える同部門の従業員約1100人もルネサスに移管される。