M&A NEWS

2010/06/28

フリービット<3843>、フルスピード<2159>をTOBで子会社化

フリービットは、フルスピードをTOB(株式公開買い付け)により子会社化することを決議した。議決権ベースで50.10%の取得を目指しており、フルスピードはTOB成立後も上場を維持する。フルスピードの取締役会はTOBに賛同を表明しているが、買付価格(1株あたり2万9000円)については中立の意見とし、TOBに応募するかは株主の判断に委ねるとしている。

インターネットサービスインフラを提供するフリービットは、ネット広告業を展開するフルスピードを傘下に取り込み、既存事業への広告サービス展開や中小企業向けクラウドサービスの販路拡大などを目指す。フルスピードの代表取締役社長で筆頭株主の芳賀麻奈穂氏(所有割合47.35%)はTOBに応募することで合意しているという。同氏はTOB成立後も代表取締役を続投する見通し。

買付価格は1株当たり2万9000円。TOB公表前営業日の対象株式の終値2万6000円に対して、11.54%のプレミアムを加えた。買付予定数は7万2204株を上限とし、上限を超える場合は超える部分の全部または一部の買い付けを行わない。買付予定額は20億9300万円。
公開買付期間は2010年6月29日から7月27日まで。決済の開始日は7月30日。

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