M&A NEWS

2010/01/06

第一三共<4568>、ジェネリック注射剤事業の米ファルマフォースを子会社化

第一三共は米国子会社を通じて、ジェネリック注射剤の販売・受託開発を手がける米国PharmaForce, Inc.(ファルマフォース、オハイオ州コロンバス。売上高19億4000万円)の全株式を2009年12月29日付で取得し、子会社化したと発表した。米国市場での製品ラインアップを充実し収益の拡大を目指す。取得価額は非公表。

ファルマフォースは1999年設立で、現在、ジェネリック注射剤20品目以上を自社ブランドで販売する。米国のジェネリック注射剤市場は、ブランド品の特許切れに伴う市場拡大が予測されている。

ファルマフォースを買収した米国子会社は、ヴェノファー(鉄注射剤)やジェネリック注射剤を取り扱うLuitpold Pharmaceuticals,
Inc.(ルイトポルド、ニューヨーク州)。第一三共グループは、2008年に買収したインド大手製薬会社のランバクシーを活用したグローバル経営を推進しているが、今回の子会社化により米国で注射剤製品を持たないランバクシーの事業を補完する。

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