M&A NEWS

2025/01/27

タカラバイオ<4974>、ウイルス安全性評価試験受託を手がけるViSpotを子会社化

CDMO(医薬品受託開発製造機関)事業の拡大が狙い。ViSpotは抗体医薬などのバイオ医薬品の安全性を担保するために必須の試験であるウイルス安全性評価試験の受託サービスを提供するスタートアップ企業。国内には試験を受託できる機関がほぼ存在せず、国内の製薬企業は必要な試験の大半を欧米などの海外企業に委託しており、国内のバイオ医薬品開発における長年の課題となっていた。取得価額は非公表。取得予定日は2025年2月28日。

ViSpot(神戸市)の全株式を取得する。同社は2017年設立で、出資構成は日用品・トイレタリー大手のサンスター(大阪府高槻市)が90%、神戸大学発ベンチャーの創業支援などを目的とする科学技術アントレプレナーシップ(神戸市)が10%。

ウイルス安全性評価試験を新サービスとして取り込み、バイオ医薬品の開発・製造・品質試験にワンストップで対応できる体制づくりにつなげる。

関連情報

M&A案件情報「SMART」SMART

譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。