M&A NEWS

2026/09/15

かどや製油<2612>、インテグラル<5842>によるTOBを受け入れて株式を非公開化

ごま油メーカーのかどや製油は、投資ファンドのインテグラルによるTOB(株式公開買い付け)を受け入れて株式を非公開化する。原材料価格・調達コストの上昇、気候変動・地政学リスクなど事業環境が変化する中、「かどや」ブランドの独立性を維持しつつ、海外展開や新規事業を進めるには、インテグラルからの経営支援を受けることが最善と判断した。

合計で株式16.51%を保有する創業家株主らはTOBに応募せず、非公開化後もおおむね25%以上の議決権を保有して経営に関わる。

買付主体はインテグラル傘下のITG-Gホールディングス(東京都千代田区)。買付価格は1株につき2514円。TOB公表前営業日の終値2384円に5.45%のプレミアムを加えた。買付予定数は2307万9969株。下限は所有割合50.09%にあたる1384万7100株。買付代金は最大で約580億円。

買付期間は2026年9月15日~10月30日までの30営業日。決済の開始日は11月9日。公開買付代理人は大和証券。

筆頭株主の三菱商事(所有割合26.88%)、第2位株主の三井物産(同21.92%)の保有分についてはTOBへの応募が不明で、TOB成立後に別途、自己株式取得するかどうかを含めて今後協議するという。

かどや製油はTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOB成立後、2027年1月に実施する株式併合を経て、かどや製油の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。

かどや製油は1858(安政5)年に加登屋製油所として創業。1957年に株式会社化後、1976年に現社名となった。1993年に株式を店頭登録し、2004年にジャスダック市場、2012年に東証2部を経て、2013年に東証1部に上場した(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。

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