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2025/11/15
ワールド<3612>、カジュアル衣料品販売のライトオン<7445>を子会社化
アパレル大手のワールドは、持ち分法適用関連会社でカジュアル衣料品販売のライトオンを株式交換で完全子会社化することで、同社の経営再建を迅速に進められる体制とする。ワールドはライトオンについて2025年1月から、日本政策投資銀行と折半出資するW&Dインベストメントデザイン(W&DiD、東京都港区)の子会社(ワールドにとっては持ち分法適用関連会社)として立て直しを進めたものの、2025年8月期に7期連続で最終赤字を計上。ライトオンの資本構成をワールド単独としたうえで構造改革を完遂し、早期の黒字転換を目指す。
ライトオンの現親会社であるW&DiDは2026年1月下旬をめどに政投銀の全保有株について自己株取得を行う。続いてワールドは3月1日付でライトオンの既存株主との間で株式交換を実施する。これに伴い、ライトオンは東証スタンダードへの上場が廃止となる。
ライトオンの2025年8月期業績は売上高27.5%減の281億円、営業赤字4億5400万円、最終赤字4億4900万円。期末の店舗数は230店(前年期末比110店減)。不採算店舗の閉鎖や人員適正化などに取り組んだ結果、最終赤字は前の期の121億円から大幅に改善したが、黒字転換までには至らなかった。
ライトオンはコロナ禍の影響やネット販売の急拡大に伴う消費行動の変化などで業績が急速に悪化。売上高はコロナ禍前に700億円を超えていた。
株式交換比率はワールド1:ライトオン0.2で、ライトオンの株式1株に対してワールドの0.2株を割り当てる。ワールドはライトオンに株式342万2563株を交付する。
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