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2022/10/31

[中止]トーホー<8142>、食品スーパー子会社のトーホーストアを同業のコノミヤに譲渡

トーホーは、食品スーパーマーケットを運営する子会社のトーホーストア(神戸市。売上高175億円、営業利益△3億7900万円、純資産△10億6000万円)の全保有株式92.8%を、食品スーパーのコノミヤ(大阪市)に譲渡することを決めた。競争激化で事業規模が最盛期の半分に縮小する中で、グループ内におけるスーパー事業の継続を断念し、従業員の雇用維持、地域の食のインフラである店舗の存続や事業再生を実現できる先としてコノミヤへの譲渡が最善と判断した。譲渡価額は未確定。譲渡予定は2023年2月~3月末。

トーホーは業務用食品卸大手。食品スーパー事業(トーホーストア)は1963年に神戸市に出店して以来、兵庫県南部を中心に1980年代後半は最大69店舗を展開し、グループ内の売上構成比は約4割を占めた。しかし、現在では店舗数は34店舗に半減し、売上構成比も9%余りとなっていた。

譲渡先のコノミヤは大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、愛知県、岐阜県に約100店舗の食品スーパーを展開する。

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