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アイロムグループは、豪州で医薬品製造受託機関（CMO）事業を手がけるIDT Australia Limited（ビクトリア州ボロニア）から臨床試験事業（売上高約7億3200万円、営業利益約6760万円）を取得することを決めた。IDTが会社分割により新設するCMAX Pty Ltd（南オーストラリア州アデレード）の株式61％を、11月末をめどに取得する。その後、2017年6月以降、完全子会社化する。取得価額は約7億9100万円。

アイロムグループは2012年からIDTと業務提携を行っており、今回、IDTから臨床試験事業の譲渡の提案を受けていた。同事業が過去３年にわたり営業損益で黒字を計上していることから、今後も継続的に収益の拡大が見込めるとしている。また、主力の医療機関向け治験支援（SMO）事業においても品質向上や受注強化が図れると判断した。