M&A NEWS

2014/12/05

中国CITICグループ傘下のファンド、ショットモリテックス<7714>をTOBで子会社化

中国の投資ファンド、CITICキャピタル・ホールディングス傘下のファンドが設立したMVジャパン(東京都千代田区)は、ショットモリテックスに対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。親会社の独ショット・グループの事業構成見直しに伴うもので、ショットが複数の買付候補者に打診した結果、CTICが選定されたという。買付代金は最大25億円。ショットモリテックスはTOBに賛同している。TOBが成立した場合、ショットモリテックスは上場廃止となる可能性がある。

買付価格は1株につき180円で、TOB公表前営業日の終値266円に32.33%のプレミアムを加えた。買付予定数は1393万3442株。買付予定数の下限は所有割合50%にあたる696万6965株に設定した。買付期間は2014年12月8日~2015年1月13日。決済の開始日は1月19日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

ショットモリテックスは、光ファイバーなど各種特殊素材・機器の輸出入と国内販売を主力事業として1973年に設立した。光応用機器事業の主要部門であるマシンビジョンシステム部門では、主に半導体製造装置・電子部品実装機・液晶製造装置業界向けに、レンズと照明装置を組み合わせたマシンビジョン機器を開発・製造・販売している。

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