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2023/11/10

スパークス・グループ<8739>、いすゞ自動車<7202>傘下の自動車部品メーカー「IJTT」<7315>をTOBなどで非公開化

スパークス・グループは10日、いすゞ自動車系列の自動車部品メーカーであるIJTTにTOB(株式公開買い付け)を実施し、株式を非公開化すると発表した。親会社のいすゞが所有する43.19%を除く約57%の株式を取得する。買付代金は最大216億4100万円。自動車の電動化を受けた脱エンジンの進展など事業環境が大きく変化する中、IJTTは事業ポートフォリオの再構築が課題となっている。

TOB成立後、IJTTはいすゞが所有する全株式について自己株式取得を行う。取得価額は137億1700万円で、TOBと合わせて一連の取引総額は353億5800万円となる。自己株式取得を終えたIJTTに対しては、いすゞが33.3%を再出資する予定。

スパークス・グループは独立系の投資会社。TOB主体は買収目的会社として設立したARTS‐1(東京都港区)。IJTT株の買付価格は1株につき812円で、TOB公表前日の終値685円に18.54%のプレミアムを加えた。買付予定数は2665万1509株。下限は所有割合23.48%にあたる1101万3772株で、買付期間は11月13日~12月25日の30営業日。決済の開始日は2024年1月5日。公開買付代理人は野村証券。

IJTTはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場が廃止となる見通し。

IJTTは2013年に、いすゞ系列の自動車部品メーカーであるアイメタルテクノロジー、テーデーエフ、自動車部品工業の3社が統合して設立した持ち株会社IJTテクノロジーホールディングスを前身とし、同年、東証2部に上場(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。2019年、持ち株会社制の廃止に伴い、現社名となった。

IJTTは自動車、建機、産業車両向けなどの鍛造品、鋳造品を主力とする。具体的な品目はエンジン部品、シャシー部品、産業用ロボット向け減速機部品・躯体部品など。

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