M&Aニュース
M&A NEWS
2023/05/12
東京中央美容外科グループ代表の青木剛志氏、ネイルサロン展開のコンヴァノ<6574>にTOB
コンヴァノは12日、同社に対して美容クリニック「東京中央美容外科(TCB)」グループ代表の青木剛志氏がTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。国内投資ファンドのインテグラル(東京都千代田区)がグループで保有する株式(所有割合47.14%)の取得が目的で、インテグラルはTOBへの応募契約を結んだ。青木氏は純投資の一環としてTOBを行うという。コンヴァノはTOBに賛同している。
買付予定数の上限は所有割合66.66%と3分の2未満とし、インテグラル以外の株主からの応募も受け付ける。株主がTOBに応募するか否かについてはコンヴァノとして中立の立場で、株主の判断に委ねるとしている。買付代金は最大7億5705万円。コンヴァノの東証グロース市場への上場は維持される。
買付価格は1株につき500円。TOB公表前日の終値506円を1.19%下回る(ディスカウント)。買付予定数の上限は151万4100株。買付予定数の下限はインテグラルの所有割合にあたる107万810株。買付期間は5月15日~6月9日。決済の開始日は6月16日。公開買付代理人は三田証券。
公開買付者の青木氏は美容外科医で、2014年にTCBの経営に乗り出した。2023年3月末時点で全国に85院を展開している。
コンヴァノはネイルサロンを「FASTNAIL」「FASTNAIL PLUS」「FASTNAIL LOCO」のブランドで直営59店舗(3月末時点)を運営する。新型コロナ感染拡大の影響で業績が大きく悪化したうえ、足元では人材確保や待遇改善に伴う費用増や原材料・エネルギーコストの上昇などが加わり、収益改善が遅れている。
同社は2014年にインテグラル傘下となり、2018年に東証マザーズ市場に上場(2022年4月に東証グロース市場に移行)。
関連情報
M&A案件情報「SMART」SMART
譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。
ご成約インタビューINTERVIEW
-
INTERVIEW No.123
PINECONEが語るM&A戦略:
「地味に尖った」企業への共感と未来への継承- #成長戦略
- #戦略的M&A
- #事業投資
- #投資ファンド
-
INTERVIEW No.122
代表社員1人、アパートメントホテルが、JR北海道グループ入り:
BASE JAPAN元代表社員 山中利浩氏 × あすか税理士法人 九里圭耶氏 インタビュー- #創業者
- #成長戦略
- #地方創生
- #ベンチャー
- #ホテル・旅館