M&A NEWS

2022/11/10

ササクラ<6303>、MBOで株式を非公開化

ササクラは10日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。笹倉敏彦社長が関与する系列企業で、ササクラ株の59.6%を持つ笹興(大阪市)がTOB(株式公開買い付け)を行い、残る40%余りの株式を取得する。買付代金は最大50億7318万円。コロナ後を見据え、中長期的な視点で事業・組織構造の改革を推し進めるには所有と経営を一体化させることが望ましいと判断し、非公開化に踏み切る。ササクラはTOBに賛同している。

笹興によるササクラ株の買付価格は1株につき4100円。TOB公表前日の終値2600円に57.69%のプレミアムを加えた。買付予定数は123万7361株。買付予定数の下限は所有割合7.06%にあたる21万6385株。買付期間は11月11日~12月26日。決済の開始日は2023年1月4日。公開買付代理人はみずほ証券。

ササクラは1949年に船舶用機器の製造を目的に笹倉機械製作所として設立。その後、船舶用機器のほか、陸上用機器、水処理装置、消音冷熱装置などに事業領域を広げた。1992年に現社名に変更。1994年に大証2部に上場し、2013年に東証2部に移行(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。

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