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2022/09/07
アイ・テック<9964>、MBOで株式を非公開化
アイ・テックは7日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。創業家の資産管理会社であるOEホールディングス(静岡市)がTOB(株式公開買い付け)を行い、完全子会社化を目指す。買付代金は最大99億6200万円。アイ・テックは鋼材の加工・販売を主力とし、関東、東海を地盤とする。上場維持コストが負担になっていたことに加え、中長期的な視点で事業の抜本的な強化を進め、「第二の創業」に挑戦するうえで非公開化することが望ましいと判断した。
TOB主体のOEホールディングスはアイ・テック株式を39.31%所有する筆頭株主。買付価格は1株につき2700円で、TOB公表前日の終値1618円に66.87%のプレミアムを加えた。
買付予定数は368万9970株。買付予定数の下限は所有割合13.81%にあたる108万1000株で、OEホールディングスの所有分、アイ・テック社長の大畑大輔氏が所有する13.55%(TOBに不応募)と合わせて66.67%となる水準に設定した。
買付期間は2022年9月8日~10月24日。決済の開始日は10月31日。公開買付代理人はSMBC日興証券。
アイ・テックは1960年に静岡県清水市(現静岡市)で鋼材の加工・販売を目的に清水シャーリングとして設立し、その後、鉄骨工事にも進出した。1989年に現社名に変更した。1994年に店頭市場に株式を登録し、2004年にジャスダック市場(現東証スタンダード市場)に上場した。
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