M&A NEWS

2017/01/23

西部ガス<9536>、エストラスト<3280>をTOBにより子会社化へ

西部ガスは、エストラストに対して子会社化を目的にTOB(公開買い付け)を実施することを決議した。買付予定株式数の上限を51%に設定しており、エストラストはTOB成立後も上場を維持する。エストラストはTOBに賛同の意見を表明している。また、エストラスト代表取締役社長で筆頭株主の笹原友也氏は、所有株式31.62%のうち31.30%についてTOBに応募することで合意している。

エストラストグループは1999年の設立以来「オーヴィジョン」ブランドの分譲マンションや分譲戸建の販売、マンション完成後の建物管理などを手がけている。西部ガスは、ガス以外の事業の柱として不動産事業の拡大を推進するとともに、住宅建築・販売やマンション管理などくらしの中のエネルギーと関連の深いサービスを提供することで競争力向上を目指す。

TOBの買付価格は1株あたり800円。TOB公表前営業日の終値675円に対して18.52%のプレミアムを加えた。買付予定数の上限は314万5200株(所有割合51%)で、買付予定額は25億円。公開買付期間は2017年1月24日から2月20日までを予定している。

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